1184.田舎へ行こう(2024.8.26掲載)
学校が夏休みに入った7〜8月の東京出張は苦痛である。 半袖半ズボンではしゃぐ子供たちに、キャリーバッグを暴走させるタンクトップのご婦人方。 これに台風や雷雨による遅延が入るわけで、暗黙知のルールが崩壊した空港や駅をスーツ姿でさわやかに歩くには、もう少し修行が必要なのかもしれない。 もちろん、経済効果的に長期休暇は重要である。 経済財政白書の長期休暇に関する分析には、「大型連休の休日が1日増えれば、1か月間の消費支出を1.29%押し上げる効果があり、教養娯楽関係費に限ると、3.22%も増加する」とある。 なるほど、休日の経済効果は大きいな。しかし、有給休暇はなかなか取れず、多くのビジネスマンが未消化の有休を抱え込んでいる。 「国内で有給休暇の残日数は年間4億5000万日程度とみられる。これが完全に消化され、1人につき1日あたり1000円を消費したとすると、少なくとも国内総生産の約0.1%の個人消費が誘発される」 そんなに貯めているのか有給休暇。景気浮揚のために、ぜひ有休を消化しよう。そして、東京ではなく田舎を目指そう。 ここに、口ずさむと田舎に行きたくなる名曲を2つ紹介する。 夏は、南こうせつの「幼い日に」。冬は、スピッツの「田舎の生活」。どちらも2番の歌詞の一部抜粋である。 「幼い日に」 作詞・作曲 南こうせつ 風に揺れてる稲の影から かすかに見えてきた やさしいおばさんの家 今年も大きなスイカを食べられる 赤色かな黄色かな さあ急ごう 「田舎の生活」 作詞・作曲 草野正宗 一番鶏の歌で目覚めて 彼方の山を見てあくびして 頂の白に思いはせる すべり落ちていく心のしずく 根野菜の泥を洗う君と 縁側に遊ぶ僕らの子供と うつらうつら柔らかな日差し 終わることのない輪廻の上 経済効果をもたらしつつ、サラリーマンの東京出張がスムースになる田舎旅をおすすめするのであります。
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