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以前、イースタンリーグの巨人対日本ハム戦を観たことがあるが、その時の日本ハムの監督が荒木大輔だった。 1980年8月22日、第62回夏の甲子園大会決勝は、早稲田実業の荒木大輔、横浜高校の愛甲猛両エースが投げ合った結果、6対4で横浜が優勝した。高校2年生の筆者は修学旅行のバス車中でラジオ観戦。同世代選手の「真昼の決闘」に胸を熱くしていた。 出産を控えたお母さん達もイケメン荒木大輔投手に熱くなり、その年の新生児の名前ランキングで「大輔」が1位となった。レッドソックスの松坂大輔投手も1980年の9月13日生まれである。 そのお母さん達も愛用したに違いない粉ミルクには、荒木大輔と似たような名前の成分が配合されている。 「アラキドン酸」である。 荒木どんのような荒木さんのようなこの成分、もともと母乳に含まれていて、精神の発達や学習、記憶能力の向上に効果があるらしい。 さすがイケメンの荒木さんである。 そんなアラキドン酸に新たな機能が発見された。おいしさを向上させる効果があるというのだ。 調理用油にアラキドン酸を配合したところ(1%以下)、牛肉コロッケや炒飯の「味の濃厚さ」「うま味」「後味」が強くなり、「美味しさ」も向上した。また、比内地鶏とブロイラーの比較研究で、比内地鶏の脂肪の中にアラキドン酸が多く含まれ、これが比内地鶏の美味しさであることが推測された。 アラキドン酸は通常の植物油脂には含まれず、肉類や卵、魚介類などに存在する不飽和脂肪酸の一種。肉食系の脂肪酸である。 荒木さんが甲子園を熱くしてから45年。 食卓で荒木どんが活躍する時代がやって来たのである。
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