317.5色健康法 番外編(2007.5.1掲載)
栄養バランスのいい食事の目安として、5つの色に分類した食材を同時に摂る「5色健康法」という考え方がある。5色は赤、黄、緑、白、黒で、単純にその食材の可食部の色で判断し、5色食べているかどうかを考えるだけだからわかりやすい。 色別の食材例を紹介すると、赤…肉、まぐろ、えび、にんじん、トマト等。黄…卵、かぼちゃ、筍、レモン、味噌等。緑…キャベツ、ほうれん草、ねぎ、ピーマン、しそ等。黒…昆布、わかめ、ひじき、椎茸、こんにゃく等。白…米、麺類、豆腐、イカ、大根等。 食事の際に、「足りない色はないか」と考えることで自然と栄養バランス感覚が身に付き、居酒屋でつまむ冷や奴が意外とバランスのとれたメニューであることに気づくのである。豆腐(白)、生姜(黄)、ねぎ(緑)、花かつお(赤)、ごま(黒)。ほんとだ、5色そろってる。 栄養バランスの5色健康法だけでなく、いま、食品業界では「カラーマーケティング」が注目を集めている。商品コンセプトやパッケージの色を工夫し、購買動機につなげる販売戦略である。 例えば、日本ミルクコミュニティは、緑、青、赤をテーマにした「マイヨーグルトタイム」3品を発売した。緑はアロエ入り、青はブルーベリー、赤はイチゴで、それぞれ「朝のシャキッとアロエミックスヨーグルト」「午後のうるおいブルーベリーヨーグルト」「夕べくつろぎストロベリーヨーグルト」と、商品コンセプトを色に託し、食シーンを提案している。また、カゴメの「野菜生活100」は、緑、赤、紫、黄で野菜を括り、4種類の商品をそろえている。 たしかに、色分けするとわかりやすい。 そこで、個人的プライベート行動基準として、「5色健康法 番外編」を考えてみた。5色そろったプライベートタイムを心がけることで、心身のバランスがとれ、モチベーションが上がるしくみになっているのだ。 赤…情熱的合コン活動で色香のテンションを上げる。黄…映画、読書、芸能鑑賞などの知的活動で教養レベルを上げる。緑…海、山、サッカーなどの体育会活動で身体能力を上げる。黒…夜のクラブ活動でアルコール耐性を上げる。白…睡眠で免疫活性を上げる。 健康は、バランスのとれた食事と幅広い活動で維持されるのである。
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