705.語呂合わせ(2015.2.2掲載)
歳の数だけ食べることが困難になったとはいえ、やはり節分の豆はありがたい。良質のたんぱく質と高濃度のイソフラボンが、新年の健康を約束してくれる。 豆を筆頭にした健康食材の語呂合わせがある。「まごわやさしい(孫は優しい)」。→まめ、ごま、わかめ、やさい、さかな、しいたけ、いも。これにかつお節を加えて「まごわやさしいか(孫は優しいか?)」にすれば完璧だろう。最近の殺伐とした世相を反映させ、自身の孫は優しいかと自問しつつ健康長寿に思いを馳せる。 逆に、食べ過ぎ注意のメニュー語呂が「オカアサンヤスメ(お母さん休め)」。→オムレツ、カレー、サンドイッチ、ヤキソバ、スパゲティ、メダマヤキ。おまけで、「ハハキトク(母危篤)」。→ハンバーガー、ハムエッグ、ギョーザ、トースト、クリームシチュー。やはり洋食多し。 日本人は語呂合わせが大好きなんだ。 高校受験でお世話になった周期律表の「水兵リーベ僕の船」。→H、He、Li、Be、B、C、N、O、F、Ne。大学受験なら必須アミノ酸の「フロバイスヒトリジメ(風呂場椅子独り占め)」。→フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシン、スレオニン、ヒスチジン、トリプトファン、リジン、メチオニン。 英単語の語呂川柳もよくできている。「ruthless=容赦ない」なら、「容赦ない借金取りに『るすれす』と」。「tremendous=とてつもない」なら、「とてつもない数の鳥面出すお店」等々。 まあ、この辺も日本語の素晴らしさであり、日本人の優秀さにつながるのではないか。 そして、節分の夜は自宅に直帰して豆まきを。 やむを得ず夜のクラブ活動に精を出す際は、「キャパ嬢さしすせそ」に惑わされないようにすべし。→さすがですね、しらなかったぁ、すごーい、セクシーですね、そうなんだぁ。 鬼は外、福は内の夜なのである。
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