1150.2023年大団円(2023.12.18掲載)
今年一年の総括として、SMBCコンサルティング発表の2023年ヒット商品番付を見た。 東の横綱が「生成AI」で、西の横綱が「新型コロナ5類移行」。 昨年の東の横綱は「大谷翔平15勝34本塁打」だったが、それなら今年も「大谷翔平10勝44本塁打」でよかったんじゃないか。MVPも取ったし。 東の張出横綱に「ワールド・ベースボール・クラシック」があるから、これで代替えしたのかな。そして、西に「藤井聡太棋士史上初八冠」。 天才とはいえ、生身の人間2人が番付を支えている。それならいっそAIとかコロナとか、人間の手に負えない両横綱を倒してもらいたい。 ところで、今年も食品のヒットは少なく、西の前頭筆頭に入った「たんぱく質食品」のみ。 コロナで巣ごもりが続くとストレスで炭水化物の摂取量が増え、たんぱく質比率が下がる。そこでコンビニがこぞってたんぱく質アピールで「サラダチキン」なんかを展開したが、たんぱく質とくりゃ「かつお節」でしょう。 全ての食品の中で圧倒的なたんぱく質含量を誇るかつお節は、もちろん含量のランキング1位。人間のカラダで合成できない9種類の必須アミノ酸をすべて含んでるし、なんにでもふりかけて簡単にたんぱく質質摂取が可能。 ちなみに、最近、たんぱく質1位の地位を脅かしているのが突然2位に浮上してきた「トノサマバッタ」。はやりの昆虫食である。 虫取り網片手に野山をかけていた筆者はとても食べる気にならないが、食糧危機を救う最終兵器になるのだとしたら虫、いや無視はできない。 そんなジョークとともに、来年こそかつお節がランクインすることを願いつつ、2023年大団円とさせていただきます。
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