1200.2024年大団円
今年一年の総括として、SMBCコンサルティング発表の2024年ヒット商品番付を見た。 東の横綱が「パリ五輪」で、西の横綱が「大谷翔平50-50」。 一昨年の東の横綱が「大谷翔平15勝34本塁打」で昨年の東の張出横綱が「ワールド・ベースボール・クラシック」。一個人がヒット番付の常連ってすごいな。 ところで、今年も食品のヒットは少なく、西の前頭2枚目に入った「令和の米騒動」のみ。しかも、50年前の「トイレットペーパー騒動」と本質は何も変わっていない。人間の悲しい性のランクイン。 50年前はデータがないが、35年前の1990年の番付を見ると、「一番搾り」「ティラミス」「グミキャンディー」、1991年だと「カルピスウォーター」「ジャック」「ビーノ」「ケーキタイプチョコレート」「バナナ飲料」。食品百花繚乱ではないか。 この30年で手取りが減って、食費に回すお金が減ったのか。 ならば投資で稼ぐぞと、2024年の東の大関に「新NISA」がランクイン。 定年後の資金を新NISAに回すのは、退職金で競輪をするようなものだとある評論家が語っていた。 そんなリスクを冒すくらいなら、多少不便でも、スマホがなくても、昭和にタイムスリップした方が幸せなのかもしれない。 どうりで、西前頭7枚目に「不適切にもほどがある」がランクインしているわけだ。 そんな詮無い願望とともに、来年こそかつお節がランクインすることを願いつつ、2024年大団円とさせていただきます。
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