251.40代女性の年(2006.1.10掲載)
2006年戌年。お犬様写真付き年賀状の多さに驚いた年明けであった。 現在、ペットとして飼われている犬の総数は、推定1245万匹。日本人の10人に1人が犬を飼っていることになるから、年賀状10枚に1枚がお犬様写真付きという状況も不思議ではない。 特に、40代女性からの年賀状にお犬様付きが多かったような気がする。「ペットは裏切らない」という意味深なコメントも付いてたりして…。 そして、今年の干支である「丙戌(ひのえいぬ)」は、まじめにコツコツ努力した人が成功する40代女性向けの干支らしい。 その予兆はある。2005年に活躍した女性を表彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー(日経ウーマン主催)」の「ヒットメーカー部門」トップ5中、なんと4人が40代女性だったのだ。 1位に輝いた100万部突破本「電車男」の編集者、郡司裕子さん(新潮社)こそ35才だが、2位〜5位は全て私と同世代。 2位、平岡利枝さん(三菱電機)43才。「ビタミンCを増やす冷蔵庫」を開発し、国内出荷シェアを6位から2位に引き上げた。 3位、高橋美由紀さん(日産自動車)43才。「新型セレナ」を開発し、売り上げを旧型の1.5倍にした。 4位、江部るみ子さん(キリンビール)42才。「のどごし<生>」の開発リーダーとして、第3のビール部門トップシェア獲得に貢献。 5位、坂 里祭さん(ワコール)44才。半期で70万枚販売のヒット下着、「ヒップウォーカー」を開発。 素晴らしき40代女性パワー。開発の最先端で日本経済を引っ張っているではないか。男女雇用機会均等法が成立した1985年に入社の女性開発者。今年もヒット商品開発に貢献しつつ、お犬様に癒されるのだろうか。 ちょっとだけプライベートを想像してみた年明けなのである。
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