351.ヒットのたちつてと(2008.01.07掲載)
今回の年末年始、職場によっては9連休という長期休暇もあったようで、ゆっくり帰省された方も多かったのではないか。両親に孫の顔を見せ、たっぷり親孝行したと豪語する諸兄よ、ならば親孝行ついでに健康のための「まごはやさしい」を伝えてはどうか。 ま…まめ、ご…ごま、は(わ)…わかめ、や…やさい、さ…さかな、し…しいたけ、い…いも。吉村裕之博士が提唱している、バランスの良い食事の覚え方である。 食材は「まごはやさしい」でバランスを整え、調理は「さしすせそ」でおいしく作る。そして、2007年のヒット商品も「さしすせそ」で回顧し、新年のヒットを誓うのだ。 さいぼーぐ(サイボーグ)…ソニーのデジカメ「サイバーショット」は、被写体人物が笑顔を作った瞬間にシャッターが下りる。auの携帯電話「インフォバー2」は、四角いアメが口の中で溶けて丸みを帯び始めたような形で手になじむ。ソニーの有機ELテレビ「XEL−1」は、ホタルの発光と同じ原理。 しきさい・しかくか(色彩・視覚化)…ソフトバンクの携帯電話「812SH」は1モデル20色。東芝の携帯音楽プレーヤー「ギガビート」は、24色。ポッカの缶コーヒー「泡だちカプチーノ」は、缶を振って泡を立てて飲む。 すぴーど(スピード)…薄型テレビは動画解像度のスピードを競う。日産「GT−R」、スバル「インプレッサ」、三菱「ランサー エボリューションX」などのスポーツカーも好評。 せんど(鮮度)…シャープの冷蔵庫「うるおい気流冷蔵庫」、松下電器の空気清浄機「うるおいエアーリッチ」には加湿機能がある。 そざいりょく(素材力)…三菱電機のオーブンレンジ「石焼厨房」は石板、三洋電機の炊飯器「匠純銅おどり炊き」は銅、三菱電機の炊飯器「木炭釜」は炭を素材として使用。 ということで、2007年の「さしすせそ」をふまえ、2008年のトレンドを「たちつてと」で予測してみた。 たのしい商品、ちょっとだけの量、ついで消費、てまいらず、ともだち感覚。 なんとなく光が差したような年明けなのである。
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