488.敬老の日(2010.9.27掲載)
行方不明老人問題のただ中で敬老の日を迎え、100歳以上人口が4万人を超えた。昭和38年の100歳以上人口が153人だったことを考えると、あらためて超高齢化社会という現実を痛感する。 そこで、老化防止研究の大家である愛媛大学名誉教授三木吉治先生の講演の中から、不老長寿のヒントを探ってみた。 女性が長生きする理由…100歳以上人口の約85%が女性であるが、女性が長生きする理由は次の5つ。女性ホルモンが長寿に貢献。過酷な仕事がない。よく笑う。適度な体脂肪。XX染色体は強い。 なるほど、染色体の変更は当然無理だが、女性ホルモンに似たイソフラボンを大豆から摂り、笑ってのんびり仕事して、ぽっちゃり体型を維持すればいいんだな。 老人三訓…転ぶな。風邪ひくな。義理を欠け。80歳以上は骨粗鬆症による骨折と風邪をこじらせた肺炎、気管支炎に注意。 そして、小生まだ老人ではないが、「義理を欠け」は参考にしたい。惰性で顔を出す無意味な酒席を回避すれば、心も体も懐も休まるのだ。 不老長寿の仙薬…平和。生活水準の向上。健康保険制度の普及。成長期の粗食(老後は飽食でいい)。 かつて秦の始皇帝の命で徐福が求めた不老長寿の妙薬は、意外と社会的なものだった。 最後に生きざま…生活は顔に出る。気力は目に出る。教養は声に出る。年齢は背に出る。 これはかなり参考になった。豊かな生活をエンジョイするダンディの顔は穏やかに晴れ、生気みなぎる仕事師は眼光鋭く、インテリは姜尚中先生のごとき深く甘いトークを論理的に炸裂させる。年齢に関わらず、背筋をしゃんとして前進しなければならないのである。 追伸…職業は人相に出る。じっと鏡を見る。 ================================================================ 政治家の顔の平均値を画像化すると、口がへの字になってました。
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